中野一輝税理士事務所
月報

 『第2次補正予算』が閣議決定されました


 早いもので今年も12月になりました。12月は「師走」といわれていますが、「師走」の由来とはなんでしょうか。諸説ある中で最も有力なのは、師匠である僧侶が、お経をあげるために東西を馳せる月という意味の「師馳す(しはす)」だというものです。皆様も年越しに向けてお忙しいとは存じますが、新型コロナウィルスの第8波とインフルエンザの同時流行も懸念されています。今まで以上に細心の注意が必要かと存じます。
 第4回目(場合によっては5回目)のワクチン接種はお済でしょうか?
 重症化を避けるためにも、ワクチンの接種を済ませて、安心して新年を迎えたいものです。



 さて、補正予算のお話ですが、令和4年11月8日に、第2次補正予算案が閣議決定されています。当該予算規模は29.3兆円(経済対策関連29.1兆円+その他0.2兆円)と2021年度の補正予算に匹敵する大規模な予算となっています。
 中小企業・小規模事業者等関連には1兆1,190億円を配分し、内、2,981億円が「資金繰り支援」、およそ半分の5,800億円を「事業再構築補助金」に投入しています。
 特に皆様にとって、関心がありそうな項目について、以下の2項目をお知らせ致します。

● 資金繰り支援内でのゼロゼロ融資対応
 いわゆる「ゼロゼロ融資」は、民間金融機関による融資についても、信用保証によって無担保としつつ、利子補給を組み合わせることにより、その融資を実質無利子・無担保とすることができる制度が創設されました。
 閣議決定時点では、開始時期は未定ですが、対象者は、民間ゼロゼロ融資や、他の保証付融資からの借換を検討する者や金融機関の継続的な伴走支援を受けながら経営改善に取り組む者とし、民間ゼロゼロ融資に加え、他の保証付融資や新たな資金需要にも対応できる借換保証制度となっています。

● 事業再構築補助金内での売上減少要件を撤廃する案件の新設
 申請累計としての「成長枠」において、売上減少要件を撤廃しています。

 上記以外にも各種中小企業対策関連予算は、中小企業庁のホームぺージに掲載されておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。


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