中野一輝税理士事務所
月報

 平成の終わりに・・・


 今年の冬は稀に見る暖冬で、朝夕に除雪で汗を流すことがほとんどなかったシーズンでした。いよいよ4月に入り、金沢城公園や兼六園などの桜が目に優しく華やかに映るとともに、真新しいスーツに身を包んだ新社会人も目に映る季節となりました。



 ところで、『平成』という時代も、今月で終わりを告げます。この月報を書いているのが3月なので新元号は分かりませんが、戦争のない平和な時代であったものの、幾度かの大地震や大洪水などの災害に見舞われた時代でした。また、あくまでも小生の感想ですが、バブルが弾けた後の『失われた20年』という言葉に表現されるように、社会面や経済面では大変な時代で、「就職氷河期」と言われるように大学や高校の新卒者たちが就職難に見舞われ、これが要因の一つとして、少子・高齢化が進むこれからの日本の行く末に大きな影響を及ぼしていくような気がします。翻って、3月から2020年3月卒業予定の大学生・院生の就職活動が解禁され、会社説明会が一斉に開催されています。そんな中、ある新聞記事に面白いものがありました。その新聞記者が合同企業説明会を取材したときに、自身は30代 半ばなのに、何人もの採用担当者が近づいてきたので複雑な気持ちでいたが、すぐに理由が分かった。学生の数より企業のブースの方が多くて、盛況なのは一部に限られ、あちこちで閑古鳥が鳴いており、少しでも自社に興味を持ってもらおうと、採用担当者は学生を「お客さん」扱い。『超売り手市場』の一端を垣間見たというものでした(平成31年3月10日付北日本新聞「記者ブログ」より抜粋)。

 業界を問わず、企業の人手不足は深刻なようです。働き方改革により、労働時間と生産性の向上が求められる中、AI(人工知能)やロボットの導入、外国人材の活用、24時間営業の見直し等々、社会全体が大変革期を迎えています。そのような社会の中に入り込んでいく学生たちは、以前と違い、目の前にいる競争相手が同期生ばかりではない、という厳しい現実に揉まれるのでは・・・と思われます。先日、国税の職員と話しをしていると、税務の職場の方向性としても、やはりAI等を活用した事務運営へと舵を切ろうとしているようです。今後、人が減っていく状況を踏まえると、これまでの経験則をAIに取り込むとともに、保有する資料情報等を効率的にデータベース化し、内部事務を減らしながら外部事務に割く時間を作り出していく、ということになると思います。ベテラン職員から若手職員へと技能を伝授して育てることが年々難しくなっていくような気がします。

 御多分にもれず、会計事務所もIT化が進み、小生のようなアナログ的な発想をするものは、時代から取り残されていくと思われます。しかしながら、当事務所の職員は、IT化に対応しつつ、かつ、人の機微を理解しながら仕事ができるベテラン職員が多いと思っていますので、今後とも、お気軽に種々相談等を寄せていただければ幸いです。


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